代替馬 スピカシチー(カメルーンU) 第11戦


友駿愛馬第38号はマリアンヌシチーの代替馬。

マリアンヌシチーの代替はスピカシチー(カメルーンU)とアリエルシチー(フランスU)に振り分けられたが、父アドマイヤムーンに対する思い入れと早期にデビュー出来そうだったことからアリエルの打診を断りスピカシチーに交換して貰った。

思惑通り2歳7月の早期デビュー。小柄だし結果は諦めていたが、見どころのある末脚で芝でもダートでも6、7着は確保。

そして交流戦で、脚色劣勢ながらハナ差で凌ぎ切り優勝。


前々走は無理に出走させようとして追い切り故障発生。そのことにより、4か月も出走が伸びた。

相変わらず厩舎のやっていることは不満だが、レースは12着ながら勝ち馬との差はコンマ9秒。しかも大きく出遅れと、500万クラスでも大差で負ける状況ではなく、いずれ出走奨励金を貰うことがこの馬の夢。

と言っていたら、前走ダート変わりで8着と目標である出走奨励金をゲット!!

そりゃ、スピカシチー史上最高のデキで、負担斤量3キロ減の騎手を乗せて、走破時計も未勝利戦でも勝てないほどの凡時計だが、スピカシチーは泥臭くても出走奨励金を稼ぐのが仕事。見事に果たしてくれて嬉しい。

次走は同じように出走奨励金とは行かないだろうが、やはりまず目標はそこ。


前走後、”厩舎の都合”で11月2日に宇治田原優駿ステーブルへ放牧に出されました。正直で結構(笑)。

11月28日に栗東トレセンに帰厩しました。


12月9日 中京6R 500万下 ダート1800m 牝馬限定戦に出馬想定も、出馬投票せずに回避。

12月12日 笠松10R JRA指定交流 初雪特別 (JRA 500万下クラス) ダート1800mに出走!!

ななんと騎手は不思議な踊りの使い手・岩田康誠騎手で激アツ!!

3着/3番人気。

岩田康誠騎手でなければ3着はなかった。うーーん、交流戦でも正直力不足><。

しかし、3着と馬券圏内に入り、それなりの賞金を確保したことは有り難い。

それにしてもなんともクラブの情報の遅いことか。


レース回顧とレース後の岩田康誠騎手のコメントを掲載。

(2012年12月18日完結)

2012年11月7日立ち上げ

●前走後、11月2日に宇治田原優駿ステーブルに放牧に出ました

 我らが愛馬スピカシチーは前走後、「レース後特に変わりはありませんが優先権がなく厩舎の都合で一旦放牧しました。特に問題がなければ1ヵ月程度で戻したいと考えていますが、出走については状態と番組などを見て決めたいと思います」(村山明調教師・友駿ホースクラブ公式HP・11月5日)ということで11月2日に宇治田原優駿ステーブルに放牧に出されました。

 11月1日に1本追い切り時計を出していることから、本当は続戦予定だったのでしょうが、年末を前に少しでも勝ち星を挙げておきたいことからも、勝てそうな馬を優先し、勝てなさそうな馬は後回しということで、馬房を空ける為に放牧に出されました。

 ただ、正直におっしゃっているところが好感を持てますね。戦略上、弱い馬が後回しになることは、どこの厩舎でも同じことですから。

 この感じですと、次走は年明けの小倉ですかねぇ。そして出走前の村山明調教師のコメントはお約束の”出走間隔が空いたことは割引だが”でしょうね(爆)。

これ以降は2012年12月3日に作成

●11月29日に栗東トレセンに帰厩しました

 厩舎の馬房の都合で11月2日に放牧に出されていた我らが愛馬スピカシチーですが、11月29日に栗東トレセンに帰厩しました。

 次走は12月9日 中京6R 500万下 ダート1800m 牝馬限定戦に出走予定ということです。

これ以降は2012年12月6日に作成

●気になる出馬想定表(12月9日 中京6R)

出馬想定表 12月9日 中京6R 500万下 ダート1800m 牝馬限定戦
フルゲート16頭 想定数14頭
馬名 予定騎手 前走 過去着順 追い切り
アルデュイナ 横山和生  9/16 500万 阪神ダ1800
ウインアルエット 吉田隼人  9/08 500万 阪神ダ1800
エーシンジェネシス 中舘英二 11/18 500万 福島ダ1700 11 16 15
オーシュペール 丸田恭介 11/18 500万 福島ダ1700
クラウンプリズム 11/18 500万 福島芝1200 16 15 11 10 10
ゴールドエンジュ 杉原誠人 11/03 500万 東京ダ1400
シルクシンフォニー 菱田裕二 10/13 500万 新潟ダ1800
スピカシチー 10/27 500万 新潟ダ1800 12 12 11
タケデンサイレント 黛弘人 11/17 500万 福島ダ1700
ツインエンジェルズ 吉田隼人 10/08 500万 東京ダ1600 10
ピンクデージー 藤懸貴志 11/18 500万 福島ダ1700
プントバンコ 北村友一 10/28 500万 京都ダ1400
メテオレイン 川須栄彦 11/17 500万 福島ダ1700
ラブソネット 11/17 500万 福島ダ1700 13 10

表中 「優」は前4節以内の優先出走権を持つ馬 「初」は初出走の馬 数字は優先出走順位 騎手の太字は乗り替わり予定

フルゲート16頭のところに現在14頭出馬想定されています。

前走、我が愛馬プリュムが優勝したレースに出走していた馬が3頭おりますね。

●結局、今週は出馬投票せず

 12月9日 中京6Rに出馬想定されていた我らが愛馬スピカシチーですが、結局出馬投票しませんでした。

 追い切りの状態を見ていれば回避は当然と思いますが、スピカシチーといえば、馬の状態などは二の次で、まずは10日ルールできっちりと出走させるあの●山明先生くどいようですが漫画家ではありませんがですよッ!!

 この先生はこの春、無理に出走しようとスピカシチーの状態が悪いのに追い切って故障させ4か月もの休養をさせてしまった先生です。また、馬格のないスピカシチーを月曜日の東京に帰厩後10日で連れて行ったこともありました。

 過去にスピカシチーでは失敗しているので、同じく追い切りの悪い今回は回避したのかわかりませんが、

 それにしても年末のかき入れ時にこの決断は正直驚きました。Y社お約束の非抽選除外ではありません。回避ですッ!!

 どういう理由での回避なんだろう。単に状態が悪いからですよね。まさか、故障ぢゃないでしょうね。

これ以降は2012年12月10日に作成

●12月12日 JRA指定交流 初雪特別 に出走

 クラブ公式HPでも出走予定になっていましたし、出馬想定もされていた12月9日の中京6Rでしたが、出馬投票せずに回避。HPの更新は他のどの1口馬主クラブよりも遅くて情報量の少ない友駿ホースクラブですが、今回も”交流戦と両睨み”などと書かないので、すわ故障発生か(●山明先生くどいようですが漫画家ではありませんは前科があるだけに)とやきもきしました。

 そりゃ、中央の牝馬限定戦と地方の指定交流戦の相手関係を見ながらの中央での出走回避なら当たり前ですし、なんの心配もありません。

 やっぱり、クラブの体質は何も変わっておらず、昨日東西の重賞で2勝を挙げたシルクとの差も開く一方。エスポの引退及び来年のGTクイズの権利でもなくなったら、愛馬の状況を見て撤退したいと更に思いました。


 それはさておき、我らが愛馬スピカシチーの次走は12月12日 笠松10R JRA指定交流 初雪特別 (JRA 500万下クラス) ダート1800mということで確定です。

 笠松は唯一の勝利をあげた競馬場。今回もその時のようにまぐれでも(ハナ差辛勝で勢いは完全に2着馬に負けていた)勝ってくれれば、来夏に高級の権利がありますし、中央でもそんなに酷すぎる負け方でもないですから、期待したいですね。

●追い切り情報(12月10日更新)

前走前 10月24日 栗東CW 重馬場 追って一杯

助手
5F 66.6
4F 52.1
3F 39.0
1F 13.0[6]
アプフェルヴァイン(古馬500万下)一杯の内0.3秒遅れ



11月1日 栗東ニューポリトラック 良馬場 馬なり余力

助手
4F 53.4
3F 39.0
1F 13.5[6]


12月2日 栗東坂路 良馬場 叩き一杯
1回
助手
4F 56.7
3F 42.3
2F 28.8
1F 15.1


12月6日 栗東坂路 良馬場 一杯に追う
1回
助手
4F 62.3
3F 41.9
2F 27.9
1F 14.5


12月8日 栗東CW 良馬場 馬なり余力

助手
3F 40.6
1F 13.4[7]


12月9日 栗東坂路 良馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 57.2
3F 40.8
2F 27.7
1F 14.3
 11月1日、11月2日〜4日の間に放牧に出されたスピカシチーですが、放牧直前に1本追い切り時計を計時しています。これが何を示すのかというと、前走も間隔を空けた為に次は続戦予定ということだったのでしょうが、年末は1つでも勝ち星を挙げたいということで、勝ちには至らなさそうなスピカシチーが邪魔になり、馬房を空ける為に外厩へ放牧という選択になってしまったということですね。
 馬主としてはこの間、無駄に預託料を支払うばかりで腹立たしいことですが、この時期、どの厩舎でも年間の勝利数を1つでも上積みしたいことから、弱い馬はトレセンから排除され、後回しになっていますので、自他共に認める”弱い馬”であるスピカシチーが場所を空けさせられることは仕方がないことですね。状態が悪い訳でもないですし、なるべく早く帰厩してくれることを願って待っています。

 12月2日、目一杯に追い切られました。全体的にはたいした時計ではないのですが、終いは脚が上がってしまっています。相変わらずですが、実戦タイプと勝手に思っておきましょう。

 12月6日、新潟への輸送がありますから、てっきり馬なりの15−15かと思いましたら、これで一杯に追っているんですよね。なんじゃこりゃという感じです。日曜日の追い切りの終いの時計のかかりようもいけませんし、状態が悪そうです。
 私ほっさんの追い切り評価は「C」です。日曜日に一杯に追い切ったことのみ評価したいと思います。

 12月8日、CWで追い切られました。追い切りの動きは冴えないものの、いろいろとコースを変えて工夫して追い切られているようで、そこは好感が持てますね。

 12月9日、6日に一杯に追った時よりもいい時計が出ています。これでもたいした時計ではないですが、スピカシチーも元々追い切りでは動きませんし、こんなものですね。
 私ほっさんの追い切り評価は「B−」です。スピカシチー的には普通と評します。

●出馬確定表

2012年12月12日(水) 笠 松 第10競走 ダート 1800m(右)15:40発走
JRA交流
初雪特別A3
(サラブレッド系 一般 別定)
賞金 1着410,000円 2着103,000円 3着41,000円 4着25,000円 5着17,000円 
10R 出 馬 表


父 性齢
馬 名
母         毛色
(母 父)
馬主      生産牧場
調教師
(所属)
負担重量
騎 手
(所属)
成 績




着別成績
左回りダ
右回りダ
笠 松ダ
競馬場(JはJRA)/競走日 馬場状態(ばんえいの場合は馬場水分)/ナイター区分 コース区分/距離
レース名
着順/頭数 人気 減量/騎手 負担重量(ばんえいの場合は積載重量)
馬番 馬体重 1着馬
タイム(1着馬との差、1着時は2着馬との差) コーナー通過順 上がり3Fタイム
     前 走           前々走           3走前           4走前           5走前     
1 1
ヘネシー 牡 10
マイネルリチャード
イクティサール 鹿毛
(Slew o’Gold)
吉岡秀宜 中村俊紀
内村寛
(愛知)
57.0
友森翔
(愛知)
1-3-2-40

22-23-19-120
0-2-1-4
22-20-16-112
0-3-3-27
名古屋12.05 重 右 1800
もみの木特別A3a
9/11 9人 友森翔 56.0
1番 512 サイモンロード
2017(3.5) 10-10-10-9  38.6
名古屋11.28 重 右 1400
ひいらぎ特別A2
8/10 10人 友森翔 56.0
6番 514 ミサキティンバー
1307(2.6) 10-10-10-9  37.6
名古屋11.13 重 右 1900
J交 名古屋CC ディアA3a
7/7 7人 友森翔 57.0
3番 511 ネオファッショ
2070(3.4) 7-7-7-7  39.5
笠松11.07 良 右 1800
J交 安房峠特別A3
10/10 9人 友森翔 57.0
4番 510 ベストオブケン
2003(3.6) 9-9-9-9  39.3
名古屋11.02 良 右 1900
アカシア特別A2
8/12 12人 友森翔 56.0
9番 513 バーンバーンバーン
2073(3.8) 9-9-10-10  40.8
2 2
ホワイトマズル 牡 6
エーシンウィンマン
エイシンマニッシュ 鹿毛
(Nureyev)
廣瀬正義 小島牧場
伊藤強
(笠松)
57.0
尾島徹
(笠松)
1-2-0-5

18-22-10-28
0-0-0-0
18-22-10-24
18-22-10-21
笠松11.22 良 右 1600
いろり火特別A2
2/6 4人 花本正 56.0
3番 503 エーシンフルハウス
1427(0.0) 5-5-4-4  36.7
笠松11.07 良 右 1600
マックル賞A4特選
1/10 2人 岡部誠 56.0
7番 507 ベラトリックス
1447(0.0) 8-8-3-3  37.3
笠松10.24 稍重 右 1400
J交 白菊特別A3
4/10 7人 花本正 57.0
8番 508 ピンクピアリス
1286(0.5) 4-4-2-2  38.8
笠松10.10 良 右 1600
近代競馬150周年記念A4特選
4/9 2人 花本正 56.0
7番 513 エーシンルミナス
1433(1.2) 3-3-3-4  38.0
笠松09.14 不良 右 1600
長月特別A2
3/7 5人 花本正 56.0
3番 501 ラヴァリーボヌス
1434(0.9) 5-5-5-3  36.7
3 3
トウカイテイオー 牝 4
エーシンギムレット
メンフィスガール 黒鹿毛
(Thunder Gulch)
安東純二 栄進牧場
伊藤強
(笠松)
55.0
花本正
(笠松)
1-1-1-16

4-2-2-25
0-0-0-1
4-2-2-19
3-1-1-16
笠松11.21 良 右 1400
J交 古太尽特別A3
7/10 7人 花本正 55.0
10番 450 レスタービート
1281(0.9) 5-5-4-7  39.3
笠松11.07 良 右 1800
J交 安房峠特別A3
6/10 7人 花本正 55.0
6番 450 ベストオブケン
1579(1.2) 1-1-1-2  38.7
笠松10.26 良 右 1600
美濃菊特別A2
7/9 4人 花本正 54.0
1番 453 エーシンルミナス
1433(2.5) 1-1-2-5  40.5
笠松10.10 良 右 1800
J交 三番叟特別A3
4/10 9人 花本正 55.0
6番 455 ヒミノキンカメ
1575(2.1) 1-1-1-3  39.4
笠松09.14 不良 右 1600
長月特別A2
5/7 3人 尾島徹 54.5
2番 454 ラヴァリーボヌス
1443(1.8) 3-3-4-4  37.8
4 4
シルバーチャーム 牡 6
マコトバンクウ
マコトコーラン 黒鹿毛
(ブライアンズタイム)
小菅誠 出口繁夫
井上孝
(笠松)
57.0
佐藤友
(笠松)
3-4-3-14

5-10-4-45
0-0-0-2
5-10-4-38
3-5-3-15
笠松11.22 良 右 1600
いろり火特別A2
5/6 5人 佐藤友 56.0
2番 481 エーシンフルハウス
1437(1.0) 4-4-5-5  37.0
笠松11.09 良 右 1600
虎渓山特別A2
3/5 3人 佐藤友 55.0
4番 478 エーシンフルハウス
1440(0.4) 5-5-5-5  37.8
笠松10.26 良 右 1600
美濃菊特別A2
4/9 5人 佐藤友 56.0
9番 477 エーシンルミナス
1424(1.6) 3-3-4-3  38.7
笠松10.12 良 右 1600
絵馬特別A2
6/7 7人 佐藤友 56.0
3番 479 エーシンサンダー
1437(1.7) 4-4-5-6  38.5
笠松09.14 不良 右 1600
長月特別A2
6/7 6人 佐藤友 56.0
6番 476 ラヴァリーボヌス
1451(2.6) 2-2-2-5  38.9
5 5
デザートキング 牡 7
ウルドサリエ
サリアシンゲキ 鹿毛
(サクラシンゲキ)
谷和光彦 久保農場
加藤幸
(笠松)
57.0
筒井勇
(笠松)
0-0-0-1

2-4-3-32
0-1-2-3
2-3-1-27
1-0-0-13
笠松11.21 良 右 1400
J交 古太尽特別A3
9/10 9人 尾島徹 57.0
2番 515 レスタービート
1296(2.4) 7-8-9-9  39.5
笠松11.07 良 右 1600
マックル賞A4特選
8/10 5人 東川公 56.0
5番 509 エーシンウィンマン
1460(1.3) 6-6-6-9  38.8
笠松10.24 稍重 右 1400
J交 白菊特別A3
7/10 8人 筒井勇 57.0
2番 513 ピンクピアリス
1301(2.0) 8-8-8-8  39.4
笠松10.10 良 右 1800
J交 三番叟特別A3
10/10 8人 東川公 57.0
1番 507 ヒミノキンカメ
1591(3.7) 5-7-8-8  39.9
笠松09.12 良 右 1400
J交 コスモス特別A3
6/10 7人 尾島徹 57.0
4番 502 コウエイロックオン
1294(2.0) 7-7-7-9  38.3
6 6
ダイワメジャー 牝 3
インテンシティ
ルミネンス 栗毛
(ジェイドロバリー)
(有)社台レースホ (有)社台コーポレー
宮 徹
(JRA)
54.0
國分恭
(JRA)
0-0-1-1

1-0-1-6
0-0-0-0
1-0-1-4
0-0-0-0
園田11.14 重 右 1870
J交 千種川特別3歳以上登録馬
3/11 4人 國分恭 54.0
11番 475 ゼロセン
2017(0.5) 4-4-3-3  38.1
J京都10.14 良 右 1400
3歳上
10/12 11人 國分恭 53.0
11番 472 キモンレッド
1260(1.7) 6-8  38.1
J小倉08.18 良 芝 右 1200
3歳上
14/18 16人 藤岡康 52.0
4番 466 ファーマクリーム
1087(1.0) 16-16  34.5
J阪神06.09 不良 右 1400
3歳上
15/16 13人 藤岡康 52.0
9番 454 ナムラアピア
1267(4.7) 8-14  39.5
J阪神03.24 不良 右 1200
3歳
16/16 10人 藤岡佑 54.0
2番 454 メイショウゾンビ
1152(3.8) 16-16  38.5
7 7
Azamour 牝 3
シュピッツェ
シャピーラ 鹿毛
(Kornado)
吉田照哉 社台ファーム
森秀行
(JRA)
54.0
小林徹
(JRA)
0-0-0-0

1-0-2-7
0-0-0-0
0-0-0-1
0-0-0-0
門別10.25 稍重 ナ 右 1800
J交 三石川特別A2−1組
4/7 1人 福永祐 54.0
2番 468 ビューティーリヨ
1566(1.3) 5-6-5-5  38.8
J新潟10.14 良 芝 左 2000
粟島特別3歳上
7/18 13人 松田大 53.0
3番 468 アラドヴァル
1581(0.7) 5-5  35.6
J小倉08.04 良 芝 右 1800
都井岬特別3歳上
12/16 12人 武 豊 52.0
10番 458 マイネジャンヌ
1461(1.0) 3-3-3-3  36.1
J中京07.08 良 芝 左 2000
3歳未勝利
1/18 3人 戸崎圭 54.0
10番 460 スリーアフロディテ
2039(0.1) 3-3-3-3  36.0
J福島06.17 稍重 芝 右 1800
3歳未勝利
3/16 4人 松岡正 54.0
13番 454 ローズノーブル
1499(0.6) 6-5-7-7  36.7
8
ロージズインメイ 牡 3
ダイコクイモン
フリートゥビー 青鹿毛
(Conquistador Cielo)
井門敏雄 坂牧場
小原伊
(JRA)
56.0
丸野勝
(愛知)
0-1-0-0

1-2-1-4
0-0-0-0
1-2-1-4
0-0-0-0
名古屋11.13 重 右 1900
J交 名古屋CC ディアA3a
2/7 2人 丸野勝 55.0
7番 467 ネオファッショ
2037(0.1) 1-1-1-1  37.9
J札幌08.26 良 右 1700
3歳未勝利
1/13 2人 丸田恭 56.0
4番 462 クリノタイコウ
1473(0.1) 1-1-1-1  38.5
J札幌08.12 良 右 1700
3歳未勝利
2/13 3人 丸田恭 56.0
8番 462 アポロダッシュ
1480(0.6) 2-2-2-1  39.8
J札幌07.29 良 右 1700
3歳未勝利
4/13 3人 丸田恭 56.0
10番 466 メイショウヤギュウ
1486(1.4) 1-1-1-2  40.3
J京都04.22 良 右 1800
3歳未勝利
11/16 6人 岩田康 56.0
10番 462 エアラーテル
1570(1.8) 2-3-3-4  40.5
8 9
アドマイヤムーン 牝 3
スピカシチー
ミスザイール 鹿毛
(Zafonic)
(株)友駿ホースク 幌村牧場
村山明
(JRA)
54.0
岩田康
(JRA)
0-0-0-0

1-0-0-9
0-0-0-1
1-0-0-1
0-0-0-0
J新潟10.27 稍重 左 1800
3歳上
8/14 12人 ▲菱田裕 50.0
7番 434 エーシンメンフィス
1558(1.3) 11-10-9-9  39.6
J阪神09.17 良 芝 右 1800
3歳上
12/18 16人 秋山真 52.0
8番 428 ニシノテキーラ
1475(0.9) 13-11  35.1
J阪神03.03 良 芝 右 1600
チューリップ賞GIII
11/14 14人 國分優 54.0
4番 412 ハナズゴール
1376(2.1) 11-11  35.8
名古屋02.07 不良 右 1400
J交 名古屋CC パイナッ3歳
1/10 1人 岡部誠 54.0
8番 416 シゲルネーブル
1291(0.0) 5-5-4-2  39.0
J京都01.05 良 右 1800
3歳未勝利
6/13 10人 太宰啓 54.0
12番 422 ヴォーグトルネード
1566(1.7) 9-10-8-8  38.5
10
ヘクタープロテクター 牡 5
ラヴァリーボヌス
ファームカレッジ 鹿毛
(ロイヤルアカデミー2)
廣瀬守克 川上牧場
伊藤強
(笠松)
57.0
岡部誠
(愛知)
17-3-1-2

22-7-4-12
0-0-0-5
22-7-4-7
22-7-4-3
笠松11.22 良 右 1600
いろり火特別A2
3/6 1人 東川公 57.0
1番 531 エーシンフルハウス
1428(0.1) 1-1-1-1  37.7
笠松09.14 不良 右 1600
長月特別A2
1/7 1人 岡部誠 56.5
1番 537 バンダムミュートス
1425(0.1) 1-1-1-1  36.5
笠松08.31 良 右 1600
数河特別A3
1/7 1人 岡部誠 56.0
6番 535 ヤマニンノベリスト
1432(0.9) 3-3-3-1  37.0
笠松08.13 良 右 1600
第13回ヤクルトカップB1特別
1/10 1人 岡部誠 56.5
10番 537 マルヨハヤブサ
1421(0.3) 3-3-2-2  37.6
笠松07.23 良 右 1600
ききょう特別B1(イ)
1/9 1人 尾島徹 56.0
8番 536 デザートコンドル
1413(0.9) 2-2-2-2  36.8
レコード 1:52:9 ボールドマツクス 57.5 伊 藤  強 一 1984/06/17
*「セ」 =「せん馬」 *「計不」=「計量不能」 *「降」=「降着」

●騎手は岩田康誠騎手 ほっさん評価 中央「S」 地方「S」

 今回のスピカシチーの鞍上は岩田康誠騎手です。

 いやぁ〜、驚きました。今、一番乗って欲しい騎手・岩田康誠騎手が愛馬に乗ってくれるなんて。

 岩田康誠騎手と言えば今年はダービーを含めGT6勝、重賞11勝と他の追随を許さず、名実ともに今の日本のナンバーワンジョッキーと私は思っています。ダービーもジャパンカップも彼でなければ勝てていないと思います。それほど最後の直線での彼の追い切りは迫力があります。

 我が愛馬では共に2009年にクリンゲルベルガーとペルシステンテに騎乗していただいていますが、それっきりです。

 藤原英昭、角居勝彦、領家政蔵、石坂正、西園正都、矢作芳人、友道康夫など、超一流の厩舎の勝負馬などが中心の騎乗で、我が安価弱小軍団を預かっていただいているような中小の厩舎では、なかなか彼の騎乗というのは実現しません。

 上手く行けばハルーワソングの11辺りでと思っていましたが、こんな早くに愛馬への騎乗が実現するとは。


 今回は中央ではなく地方交流戦ですが、逆に地方は地方出身の岩田康誠騎手にとって元々ホームグラウンドですし、その成績も凄まじいものがあります。村山明調教師はスピカシチーが勝ち上がったレースでも厩舎の2頭を今や名古屋ではナンバーワンの岡部誠騎手と中央でナンバーワンの岩田康誠騎手の2名に振り分けていただきました。

 今回はスピカシチーは元々補欠ということで、繰り上がり当選した時点で当日騎乗のなかった岩田康誠騎手に依頼。すでに岡部誠騎手に騎乗馬があったことも1つの要因だと思いますが、正直、勝ち負けまでは微妙と思えるスピカシチーによく彼に騎乗依頼を出していただいたものです。

 この裏には、全国騎手リーディングで騎乗停止が響きすでにちょいと勝ち数的に1位が赤に近い黄色信号になったことも要因でしょう。JRA賞の最多勝利騎手は交流戦などの成績も含みますから、可能な限り1つでも勝ち星を積み上げたいというのはよくわかります。

 そんなこんなで彼も必至で乗ってくれるでしょうから、中央勢はたった4頭(7頭が出走可能だった)で、しかも全馬スピカシチーと同じ3歳馬。初勝利を挙げた時のように完全に2着馬よりも脚色劣勢でのハナ差辛勝でもなんでもいいので勝ちたいですね。

 勝てば1000万クラスはハンデ戦もありますし、来夏にはクラス編成で降級できます。ここは2着はダメなんです。せっかくのチャンス。贔屓目に見ても勝ち負けは辛そうですが、期待しております。



 2012年12月10日現在、中央通算949勝、勝率13.5パーセント、連対率25.6パーセント、GTは18勝(2012年東京優駿・ディープブリランテ3番人気、2007年ジャパンカップ・アドマイヤムーン5番人気など)、重賞は53勝されています。もはや名実ともに日本のナンバーワンジョッキーです。

 昨年(2011年)は中央131勝(GT2勝、重賞6勝)、勝率14.8パーセント、連対率30.2パーセントと破格の数字。今年(2012)はここまで114勝(GT 6勝、重賞11勝)、勝率14.1パーセント、連対率26.1パーセントと勝ち数こそトップではないものの、GTや重賞の勝ち数は他の追随を許しません。


 岩田 康誠(いわた やすなり)は1974年3月12日生まれの38歳。日本中央競馬会(JRA)栗東トレーニングセンター所属する中央では7年目の騎手である。騎手免許は平地競走のみ。1991年10月から2006年2月までは、兵庫県競馬組合の清水正人厩舎に所属していた。

 騎手になったきっかけは、姫路競馬場の裏にある実家のお好み焼き屋に来客した競馬ファンの男性に「騎手になったらどうや?」といわれ、騎手という職業があることをはじめて知ったという。

 中学卒業後の進路として園田競馬の競馬学校以外に高等学校への進学も視野に入れていたが、本人曰く「自分の名前が書くことができれば受かる」レベルの高校の入試で氏名の「岩田康誠」の「誠」の右上の点を打ち忘れて(=自分の名前を書けずに)不合格になり、競馬学校に入学した。


兵庫県競馬所属時代

 1990年代後半から小牧太のJRA移籍まで、園田の2本柱と呼ばれた(2011年現在の2本柱は田中学と木村健となっている。ただし川原正一が加わることがある)。

 地方・中央で通算勝利数は3000勝を数え、中央競馬移籍までは地方競馬の同一施行者での生え抜き騎手の中ではトップであった(生え抜きに限らなければ中津競馬場から移籍してきた有馬澄男が2011年12月31日時点では通算で4000勝余りを挙げており、現役に限らなければ田中道夫が3166勝、小牧太が中央移籍までに3376勝を挙げている)。

 デビューして数年した頃、田中道夫の重なったお手馬の片方に騎乗した際、鮮やかに勝利を収めた。田中は後に「アイツにだけは乗ってもらいたくないと思った」「康誠のスタートは出た瞬間、二の足三の足が違う」と回顧しており、当時からスタートが上手かったが、騎乗技術も備えていた。

 所属した当時は弱小であった清水厩舎の岩田と、有力馬を多数抱える曾和直榮厩舎に所属する小牧太とは互角に渡り合い、2000、2002年などで兵庫県のリーディングを奪っている。1996年には保利厩舎のケイエスヨシゼンで兵庫アラブ三冠を達成し、同馬で全国のアラブ系競走を回った。兵庫県競馬史上、アラブ三冠は1970年のアサヒマロットに次いで2頭目。このケイエスヨシゼンの騎乗時に、プレッシャーから吐いたとの逸話がある。本人も何度かインタビューなどで自分のプレッシャーに対する弱さを吐露している。

 2002年はゴールデンジョッキーカップが9月5日に行われ、7月31日までに2000勝しているジョッキーが出場できるとされていた。当落線上にいた岩田の2000勝達成は8月1日にずれこんだが、特例として出場が叶った。

 2004年は、小牧太がいなくなり自分が頑張らなければというプレッシャーと同年12月1日の落馬もあり、思うほど勝利数は重ねられなかったが、それでも279勝を挙げている。なお、当日園田金盃で騎乗予定だったロードバクシンは有馬澄男に乗り替わっている。この落馬は長期間尾を引き完全回復まで2ヶ月を要し、勘を取り戻したのは姫路開催からだったという。


中央競馬への遠征

 兵庫県競馬所属時代から中央競馬にも積極的に参戦し、2002年にはビリーヴでセントウルステークスを制して中央競馬の重賞を初制覇した。同馬とは3戦3勝と相性が良かった。

 2004年には菊花賞をデルタブルースで制し、地方競馬所属の騎手としては初めて中央競馬のクラシックを制覇した。また、地方競馬所属の騎手が中央の競走馬に騎乗してGT競走を制覇したのも史上初であった。

 2005年、第1回WSJS地方騎手代表選定競走(現・スーパージョッキーズトライアル)に優勝し、第19回ワールドスーパージョッキーズシリーズには地方競馬代表として参戦。ゴールデンサドルトロフィーではオースミグラスワンで1着になるなど、総ポイントで41点を挙げ、総合優勝した(地方競馬の騎手が同シリーズを総合優勝するのは第8回(1994年)の石崎隆之(船橋)、第11回(1997年)の川原正一(当時笠松所属)、第15回(2001年)の鮫島克也(佐賀)に次いで4年ぶり4人目であった)。

 前述のとおり、2005年12月8日の園田競馬第1競走で1着となり通算3000勝を達成した。1991年10月23日のデビュー以来、14年2ヶ月での達成は佐々木竹見についで史上2番目の速さである。

 地方競馬のトップジョッキーだけに中央競馬への移籍は時間の問題と見られていた。そして、2006年度の新規騎手試験を受験し合格、3月より中央競馬の騎手として正式にデビューした。地方競馬から中央競馬へは安藤勝己、小牧太、赤木高太郎、柴山雄一がこれまでに移籍したが、安藤と小牧は中央競馬の特例(当時は5年間で年間20勝以上を2回クリアすると、一次試験の筆記試験(国語・数学・競馬法規)が免除され二次試験(技能試験と面接)から受験できる。この特例は、その当時から中央競馬でも非常に顕著な活躍を見せていた安藤勝己が、一次試験から受験し不合格となったため設けられた特例である)をクリアし中央に移籍した。岩田はこの特例を2004年にクリアし、2006年度の新規騎手試験は二次試験からの受験が可能となっていた。なお過去2年続けて一次試験から受験している(本人曰く「円形脱毛症になるほど猛勉強した」 )が2度とも不合格となっていた。


中央移籍後

 2006年に中央競馬に移籍した最初のレースをキアヌバローズで制し、移籍後初勝利を挙げる。秋にはタイムパラドックスでJBCクラシックを勝利し、JRA移籍後の初GT勝利を果たした。さらに翌週には菊花賞でコンビを組んだデルタブルースと共に海外GTメルボルンカップに出走、見事に勝利し、自身初の海外GT勝利を果たした。

 年末の第20回ワールドスーパージョッキーズシリーズには今度はJRA所属として前年に続き2年連続で参戦し連覇が期待されたが惜しくも2位だった。最終的に2006年は123勝をあげ全国リーディングでも武豊、藤田伸二に続く3位と素晴らしい成績をあげた。

 また、12月24日にはJRAでの年間騎乗回数を952回を記録し、それまでのJRAでの年間最多騎乗回数は2004年に記録した柴田善臣騎手の940回を超えて年間最多騎乗回数の記録保持者となった。

 2007年4月22日にJRA通算300勝達成、同日に行われたアンタレスステークスではワイルドワンダーで優勝し、花を添えた。

 アドマイヤの冠名を使用する近藤利一オーナーの意向により、同年の宝塚記念では、それまで武豊が主戦を務めていたアドマイヤムーンに初騎乗し、中央移籍後初の中央GT制覇を達成した。また、7月2日から7月8日まで自身2度目となる海外遠征で、キャッシュコールマイルとアメリカンオークスに参戦するもそれぞれ5着という結果だった。その後は、松田博資調教師からは「アドマイヤ」はもちろん、それ以外の管理馬の多くを騎乗依頼を受けていた。しかし、ジャパンカップのアドマイヤムーン以降、松田博資調教師の管理馬への騎乗が激減している。

 同年9月1日に札幌競馬第10R富良野特別において、最後の直線で斜行し2位入線から14着(最下位)に降着となり、JRAに移籍してから初の騎乗停止となった。期間は9月8日から9月16日までの開催日4日間。騎乗停止から戻ってきた9月17日、阪神競馬第7Rにおいて、最後の直線で斜行したことにより、過怠金の処分を受けた。その5日後の9月22日、札幌競馬第12Rニセコ特別において、4コーナーで斜行、6位入線から16着(最下位)に降着。これにより、9月29日から10月7日までの開催日4日間の騎乗停止処分となり、短期間で2度も騎乗停止処分を受けてしまうことになった。さらに10月28日までに関西所属騎手の中で2位となる中央で126勝を挙げたことから11月8日に第21回ワールドスーパージョッキーズシリーズへの出場が発表された。11月25日の第27回ジャパンカップで近藤利一とのトレードで新オーナーとなったダーレー・ジャパン・ファーム(有)の中央登録後初のGT制覇に導くと共に中央競馬での左回り競馬場で初めてGT競走を制覇した。そして第21回ワールドスーパージョッキーズシリーズは31ポイントで5位タイと過去最低の結果に終わった。さらに12月3日から12月6日までこの年2度目の海外出張届を提出し、香港ジョッキークラブのインターナショナルジョッキーズチャンピオンシップに初出場した。12月5日にハッピーバレー競馬場で行われた同チャンピオンシップ第1戦で香港初騎乗を果たし、スーパーファイターに騎乗し3着となった。なお同チャンピオンシップは3戦で4点を獲得し8位だった。騎乗後「短期免許などでも(香港に)来てみたい。来年も招待されるように頑張りたい。」といった発言を残した。

 2008年は、アドマイヤジュピタで天皇賞(春)、ウオッカで安田記念、ブラックエンブレムで秋華賞、セイウンワンダーで朝日杯フューチュリティステークスを制覇し、重賞も多数勝利するなど大舞台での活躍が光る。この年JRA賞最多賞金獲得騎手を獲得。

 2009年、アンライバルドで皐月賞を制覇。同レースではもう1頭のお手馬で前年の2歳王者セイウンワンダーとの騎乗選択の末に勝ち取った勝利でもあった。

 2010年、ヴィクトワールピサで皐月賞を制覇。史上4人目の連覇。このレースは1番人気に推された同馬を終始インコースの後方でじっとさせる大胆な騎乗を披露し見事勝利。本来は主戦である武豊が落馬事故で負傷したため乗り替わりで大きな重圧、また中央競馬移籍前から騎乗機会の多かった市川義美オーナー悲願の初GT初制覇ということもあり涙を見せた。

 同年、9月4日レース中の落馬事故により左外側のくるぶし骨折、右鎖骨骨折、頭部打撲の重傷を負い移籍後初の長期離脱。11月13日に復帰しその翌週、マイルチャンピオンシップでエーシンフォワードに騎乗して勝利。

 2011年、アヴェンチュラで秋華賞を、ブエナビスタでジャパンカップを制覇し、2度目のJRA賞最多賞金獲得騎手を獲得。この年は福永祐一との熾烈なリーディングジョッキー争いを繰り広げ、終始リードするも最終日に逆転を許しわずか2勝差で悲願のタイトルを逃す。しかし(地方競馬での)中央・地方交流競走の勝利数を合算した勝利数で福永を上回り、JRA賞最多勝利騎手は岩田が受賞した。

 2012年は桜花賞をジェンティルドンナ、フェブラリーステークスをテスタマッタで制覇。優駿牝馬は騎乗停止で騎乗できなかったが、騎乗停止明けの東京優駿(日本ダービー)をディープブリランテで制覇し、安藤勝己、内田博幸に続いて地方競馬出身騎手で3人目のダービージョッキーとなった。2012年の日本ダービーでの騎乗馬のディープブリランテは折り合い面に問題があり、岩田自らが付きっきりで調教を行うことで厩舎サイドとも反発しあったが、それも乗り越えてさらに絆を深め日本ダービーを制覇し、自身7回目の日本ダービー挑戦にして初勝利を飾り、涙のウイニングランを果たした。


 中央移籍後も地方競馬へは積極的に参戦しており、特に園田・姫路競馬参戦時はJRA交流競走以外に、特別競走(B級以上)を中心に地元馬にもよく騎乗している。時には地元重賞に騎乗する事もあるが、JRA移籍後はまだ地方馬限定の兵庫の重賞勝ちは無い(ダートグレード競走は兵庫チャンピオンシップと兵庫ゴールドトロフィーを勝っている)。なお、中央移籍後も園田・姫路競馬で兵庫所属馬に騎乗する際の勝負服は、これまで通りの白・青襷である。

 騎乗依頼仲介者は小原靖博 (競馬ブック) 。



 「2010年の後半から包まれる厳しい競馬でも我慢し、狭いところに突っ込むファイトを見せるようになっている。2011年は夏競馬が終わって82勝でリーディング2位。1番人気馬で[35・32・14・24]の連対率.638、2、3番人気馬で[27・41・22・85]の連対率.389と上位人気馬で優秀な成績を残している。2着が多いのは相変わらずだが、2006年から徐々に下がってきて2010年に60パーセントだった単勝回収率が2011年に92パーセントと大きく回復した(単勝10460円が引き上げた分はある)。コース別では、京都で連対率.261、阪神で.351と阪神で成績が良く、府中では.191と意外と数字が出ていない。芝・ダート別で目立った偏りは見付からなかった。厩舎別では藤原英昭で[11・12・3・24]の連対率.460と、騎乗数が多いのに高い連対率を叩き出している。他、角居勝彦、領家政蔵、石坂正、西園正都、矢作芳人、友道康夫など、好成績の有力厩舎は多い。」(2011年前半・佐藤祐樹元地方競馬騎手)


 ほっさん愛馬での成績(2戦0勝)

2009年 1月25日 クリンゲルベルガー 3歳500万下 京都ダ1400m         2着/3番人気
2009年 8月29日 ペルシステンテ    3歳未勝利 札幌ダ1700m          5着/3番人気

これ以降は2012年12月11日に作成

●前走レース後の騎手・調教師・専門誌のコメント

スピカシチー(8着)

 「減量騎手で変わり身を図りましたが脚抜きが良く追い込むことができませんでした。しかし、現状ではダートのほうがメンバー次第では上位を狙えそうなので状態と想定の状況を見て次走を決めたいと思います」(村山明調教師・友駿ホースクラブ公式HP)

●各陣営のコメント

スピカシチー

 「当初、中京の限定戦に登録する予定でしたが、交流戦に補欠から繰り上がったことからメンバー的にそちらに回りたいと思います。調教は週末に坂路で一杯に追い切りましたが、4F57.2終い1F14.3と時計がかかっています。ここにきて気の悪いところが出ており、走りに集中していないところがあるようです。レースではその辺に注意して乗ってもらいたいと思います」(村山明調教師・友駿ホースクラブ公式HP)

●ほっさん予想

 7頭が出走できる中央勢はたったの4頭に。しかも4頭共スピカシチーと同じ3歳馬です。そのスピカシチー以外の3頭は中央の500万クラスならさっぱりで、中央での成績だけならスピカシチーがもっとも上位にも見えます。

 ただ、他馬は交流戦では勝ち負けレベルの走りをしており、なんともどの程度のものなのか評価の難しいところです。鞍上で見るとスピカシチーがピカイチですね。スピカシチーを除く他の中央勢3頭の鞍上は小林徹弥、国分恭介、丸野勝虎 各騎手です。そりゃ、贔屓目に見ても岩田康誠騎手の”ふしぎなおどり”がピカイチでしょう。

 はっきり言ってスピカシチーも大概弱いので自信はありませんが、なんとかして欲しいという願いだけです。ここが勝てれば1000万クラスならハンデ戦がありますから弱い馬は軽いハンデで出走できます。

 また、来夏のクラス編成で500万クラスに降級もできます。いろんな意味でここを勝つ意味は大きいですからねぇ。

これ以降は2012年12月12日に作成(一部18日に作成)

●レース 

 スピカシチーは出負けして一時は最後方になります。しかし、地方ではこんな位置ではどうしようもないので(直線が短いので)外をマクッて押し上げて行きます。この時点で外々を回って相当脚を使っています。

 その後も外枠が影響して終始外々を回らされます。ペースが上がり始めた勝負どころでもなんとかついて行きますが、追走に余裕はありません。4角中辺りから岩田康誠騎手のムチが12回ほど振り下ろされ、良く見えないので見せムチが本当にどついているのかはわかりませんが、今回は”ふしぎなおどり”ではなく、ムチの連打でした。

 岩田康誠騎手だから3着でしたが、正直能力的にはやはり交流戦でも勝ち負けレベルにはないように見えました。取りあえず3着ならそれなりの賞金がありますし、スピカシチーは小銭を稼ぐことが大切ですから、良かったことにしておきましょう。
2012年12月12日 (水)笠 松第10競走ダート1800m (右) 天候:晴 馬場:不良


JRA交流
初雪特別A3
(サラブレッド系 一般 別定)

賞金 1着 410,000円 2着 103,000円 3着 41,000円 4着 25,000円 5着 17,000円

10R 成績表



馬名 所属 性齢 負担
重量
騎手
(所属)
調教師 馬体重 タイム 着差 上り
3F

1 7 8 ダイコクイモン JRA 牡 3 56.0 丸野勝(愛知)
小原伊 465 -2 1:56:1 38.4 1
2 8 10 ラヴァリーボヌス 笠松 牡 5 57.0 岡部誠(愛知)
伊藤強 539 8 1:56:6 21/2 38.7 4
3 8 9 スピカシチー JRA 牝 3 54.0 岩田康(JRA)
村山明 423 -11 1:56:7 1/2 38.3 3
4 7 7 シュピッツェ JRA 牝 3 54.0 小林徹(JRA)
森秀行 465 -3 1:56:8 クビ 38.6 5
5 2 2 エーシンウィンマン 笠松 牡 6 57.0 尾島徹(笠松)
伊藤強 507 4 1:56:9 1/2 38.2 6
6 6 6 インテンシティ JRA 牝 3 54.0 國分恭(JRA)
宮 徹 460 -15 1:57:3 38.7 2
7 1 1 マイネルリチャード 愛知 牡 10 57.0 友森翔(愛知)
内村寛 514 2 1:58:9 38.6 9
8 3 3 エーシンギムレット 笠松 牝 4 55.0 花本正(笠松)
伊藤強 447 -3 1:58:9 ハナ 40.5 7
9 4 4 マコトバンクウ 笠松 牡 6 57.0 佐藤友(笠松)
井上孝 482 1 1:59:3 40.0 8
10 5 5 ウルドサリエ 笠松 牡 7 57.0 筒井勇(笠松)
加藤幸 508 -7 2:01:7 大差 41.4 10

上り 4F 51.3 3F 38.4
コーナー通過順
向正面 8,10,3,7,6,4,9,5,2,1
第4コーナー 8,10,7,3,9,6,4,5,2,1
直線 8,10,7,3,9,6,4,2,5,1
第2コーナー 8,10,7,3,9,6,4,2,5,1
第3コーナー 8,10,7,9,6,2,3,4,1,5
第4コーナー 8,10,7,9,2,6,3,1,4-5

●レース後の騎手・調教師のコメント

スピカシチー(3着)

 「道中は特に気の悪いところを見せず走ってくれましたがゴール前は同じ脚色になってしまいました」(岩田康誠騎手・友駿ホースクラブ公式HP)

●気になる賞金は

 3着の本賞金は地方戦ですので41000円と凄く安いですが、JRAからの補助金があるので、どのくらいかは分かりかねます。しかし、2008年10月15日に笠松の交流戦・JRA500万クラスで3着だったチャーミングシチーの賞金が1677000万円、1口配当が2405円でしたから、おそらくある程度その時よりは賞金が下がっているとは思いますが、それに近い賞金はあるのではないでしょうか。

 いずれにしても9着以降の特別出走手当のみよりもはるかにたくさんの賞金が貰えるので嬉しいですね。

●今後の展望

 交流戦で比較的恵まれたメンバーでしたが勝ち馬とは決定的な差の3着。やはり勝ち上がったレースでも2着馬よりも脚色が劣勢でなんとかハナ差凌ぎきった程度の辛勝でしたから、能力的にはこんなものかも知れません。

 それでも3着という結果は立派ですし、それなりの賞金もありますから、交流戦を中心に走ればいいと思います。

●最後に

 鞍上がもはや現在日本一のジョッキーと思える岩田康誠騎手ですし、なんとかここを勝ち上がってくれれば1000万クラスはハンデ戦もありますから、50キロや48キロなどかなり軽いハンデで出走できますしチャンスと思っていましたが、やはりそんなに甘くはなく、3着も上手く乗っていただけなければなかったほどの内容でした。

 ただ、本当に駄目な馬は交流戦でも大敗しますし、このクラスにおいて中の下程度の能力はあると思います。勝ち負けは無理としても、中央で出走奨励金、地方交流などでは掲示板を目指して小銭を稼いで行きたいですね。

 この馬は、元気でずっと走り続けてくれれば十分です。交流戦優勝時に大変大きな感動を与えてくれた功労馬ですから。

 次走も応援しているぞ。頑張れスピカシチー!!

最後までご愛読ありがとうございました

2012年11月7日立ち上げ 12月3日、6日、10日、11日、12日、18日加筆
スピカシチーの過去の特集をご覧になりたい方はこちら

2012年10月27日 第10戦 500万下 新潟ダ1800m (8着/12番人気)

2012年 9月17日 第9戦 500万下 阪神芝1800m (12着/16番人気)

2012年 3月 3日 第8戦 第19回 チューリップ賞 GV 阪神芝1600m (11着/14番人気) パドック写真等多数付き 現地観戦レポート

2012年 2月 7日 第7戦 JRA指定交流 パイナップル賞 名古屋ダート1400m (1着1番人気

2012年 1月 5日 第6戦 3歳未勝利 京都ダ1800m (6着/10番人気)

2011年11月13日 第5戦 2歳未勝利 京都芝1600m (6着/10番人気)

2011年10月10日 第4戦 2歳未勝利 東京芝1600m (8着/10番人気)

2011年 9月 3日 第3戦 2歳未勝利 小倉芝1800m (11着/11番人気)

2011年 8月14日 第2戦 2歳未勝利 新潟芝1800m (11着/12番人気)

2011年 7月10日 デビュー戦 2歳新馬 京都芝1400m (7着/11番人気)

競馬徹底分析ほっさんサイトトップページに戻る